仕事が決まりました。
引きこもりやニートの方々を支援しているNPO。
仕事は色々。
親御さんの依頼を受けてから手紙を書き、電話を掛け、その後お宅を訪問。
団体のもっているいくつかの寮に入ってもらうように働きかける(共同生活を体験して、人間関係を作っていく)。
いくつかの仕事を体験してもらう(介護施設・レストラン・喫茶店・保育所・IT事業等、自前でいくつかの職場を持っている)。
それから就職という流れを作っていく。
団体で学校を持っているので、そこに通う人もいる。
他にもフリマやバンド、ボランティア活動、海外体験、講演会など、沢山のイベントがある。
時間が経つと、多くの若者がそれぞれの活動にスタッフとして関わっていく。
これらの流れの中に、様々な形で関わっていく。
スタッフが教え導くのではなく、若者達と一緒に活動していくところ。
一緒に作り上げていくところ。
彼らに必要とあれば、役に立つのであれば、新しいプログラムはどんどん作っていける。
その中で、スタッフがちょっとだけリードしていく感じ。
この感覚、うまく書けないけれど、何だかすごいのだ。
本も何冊も出ているし、メディアにも結構出ていて、業界の中では結構有名な存在。
求人を見た瞬間から、「これだろうな」と思っていた。
毎週水曜日に鍋会というのをやっていて、そこで若者達やスタッフと会ってきた。
男女合わせて70〜80人くらいはいたと思う。
新しい本が出たばかりで、マスコミ関係者も何人かいた。
誰がスタッフで、誰が引きこもりの人なのか、一見では分からない。
「そこがいいんだよね」と面接をしたあるスタッフは言っていた。
比較的明るい人感じの輪もあれば、所在無さげに黙々と鍋を食べている人もいた。
あまり向こうから話しかけられはしなかったけど、こちらから話しかければみんなしゃべってくれた。
やっぱりみんな僕が気になるみたいで、視線を感じてそちらを見ると、目がすぐに合う。
とりあえず微笑みかえす。
話しかけて欲しそうな人達が気になったけど、当然全員とは話せなかった。
何か不思議な空間なんだけど、嫌いじゃない。
好きだ。
「人生や仕事に希望がない」
「自分が拠って立つ人間関係がない」
引きこもりやニートの問題を、個人の問題や病気ではなくて、社会の問題と捉えて取り組んでいる団体。
だからプログラムも幅広い。
海外留学や、海外の寮にステイするプログラムもある。
自分の今までの経験、というか今までの自分の人生や生き方が、
ダイレクトに仕事に反映する職場なのだと思う。
すごいところだと思った。
Yと似てる。
また僕の仕事は「人」だ。
「神様以外の人間はみんな障害者である」
「他人ともたれあって生きろ」
スローな生き方に光を当てて、目的なき上昇志向に一石を投じていく。
勝ち組を目指さない、別の価値感・生き方があるんだということを世の中に提示していく。
いろんな体験や交わりを通して、「人間の数だけ生き方があるんだ」ということを知ってもらう。
何だかえらく自分にしっくり来たんだよね。
昔から思っていたことだから。
最初の面接は集団面接だった。
書類面接には、団体の本を読んだ感想文が含まれていたんだけど、その内容も踏まえたフリートークという感じ。
「スタッフにいろいろと質問をして下さい。でも、その中で自分もアピールしてください」と言われた。
わお。
終盤に来て、それまで離れたところで黙って聞いていた代表が、
「君たちは引きこもりやニートを見下している。
うちはスタッフも含めて出来損ないの集団ですから、あなたたちのような立派な方々は必要ないです」と言った。
僕は「このおっさん面白いな」と思ったんだけど、
面接者の中にはキレて後日抗議の電話をした人もいたらしい。
面接で言われた言葉は、絶対忘れないようにしたいと思う。
楽しみ半分、不安半分。
3ヶ月は研修で、とりあえず千葉に引っ越し。
昨日から部屋を整理し始めた。
ここに来るまで結構長かったけど、この仕事をする上で忘れたくない気持ちや感情、
感覚をきちんと味わえたことは大きい。
いよいよ始まります。
でも、その前にでかいプログラムが来そうだ。
是非とも来て欲しい。
行きたい。
詳細は後日!